咬み合わせ治療のことは大前歯科




アマルガムとは
液体状の水銀を50%含み、銀、スズなどの粉末を混ぜた材料が「アマルガム」というもので、短時間で歯の穴に詰められる、以前よく使われることが多かった金属の一種です。

体温計などに使用されていることからも分かるように、水銀は常温ですと液体ですが、熱を加えると容易に気化します。
水銀の害というと真っ先に思い浮かぶのが水俣病です。
その原因物質は魚介類に含まれたメチル水銀といわれています。アマルガムの材料である水銀はメチル水銀でなく無機水銀であり人体には害が無いという意見もありますが、無機水銀でもかなりの害があるのではないかと近年、さまざまなメディアや研究により報告されるようになっているのが、現状です。


【水銀アマルガム除去の方法】

水銀アマルガム除去の方法は歯科用のドリルで取り除きますが、その際削りカスが口の中の飛び散り、粘膜から吸収されたり、そのまま飲み込んでしまい水銀を体に取り込んでしまうことを極力さける為、ラバーダムという歯にかけるゴムのシートからアマルガムが充填されている歯だけを出して慎重に除去します。

水銀の気化する温度は70℃です。どんなに注意していても、
歯科用のドリルで削るときの摩擦でアマルガムの表面温度は70℃を越えて気化してしまいます。
ですから水銀のガスを吸い込まないような対策として、口腔外バキュームを使用し、さらに鼻には酸素マスクをつけます。頭にはキャップ、目はゴーグルで保護し、部屋の換気にも気を配っています。


電磁波過敏症とは
歯にかぶせてある冠や土台(コア)の金属の種類や形、またはアマルガムがアンテナとなって影響していることもあると考えています。口の中の金属や形、セメントなどをより体にあわせてバランスを調整していくことも、改善のカギの一つと考えています。

パソコンや携帯電話の普及により、現代の慢性疲労性症候群の95%は、電磁波過敏症によるものだと報告があります。携帯電話を30秒あてることにより、脳血流が4分の1に減ってしまうという報告もされています。
携帯電話から出る電磁波は、マイクロ波で生体にかなり影響が強く、また電磁波の影響は距離の2〜3乗に反比例するため脳に近づけて使用することにより生体に影響を及ぼすという報告もあります。